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ガクチカがない大学1・2年生がやるべきこと
更新日: 2026-08-27
「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと、の略)がない」という悩みは、大学1年生・2年生からよく聞かれます。しかしこの悩みの多くは、経験そのものが無いのではなく、経験を振り返って言葉にする機会がまだ無いだけです。周りの友人が留学やインターンの話をしていると、自分には何もないと感じやすくなりますが、比較する基準を変えるだけで見え方は変わります。この記事では、ガクチカは探すものではなく作るものだという考え方と、今日から始められる小さな行動の言語化の方法を説明します。
ガクチカは「探す」ものではなく「作る」もの
就職活動が近づくと、「語れるような特別な経験」を過去から探し始めがちです。しかし特別な経験は、後から探しても見つかりにくいものです。ガクチカとして語れる材料は、これから先の行動の中で、意識して作っていくもののほうが集めやすくなります。
「作る」とは、大きな成果を出すことではありません。授業のグループワークで自分から進行役を引き受ける、サークルの企画で小さな改善を提案する、アルバイトで自分なりの工夫を試す。こうした行動を、後から振り返れる形で記録しておくことが「作る」の内容です。
「特別な経験」という言葉のイメージも、この悩みを大きくしている一因です。留学や起業、大会での受賞のような分かりやすい経験だけがガクチカになるわけではありません。授業の課題への取り組み方や、アルバイト先での工夫のように、日常の中にある行動も、言語化の仕方次第でガクチカの材料になります。
言い換えると、ガクチカを「特別な経験を思い出す作業」ではなく、「これから先の行動を記録する作業」として捉え直すことが、低学年のうちにできる一番の準備です。過去を振り返って探す時間より、これから先の行動を積み重ねる時間のほうが、確実に材料を増やせます。
小さな行動を言語化するとは何か
言語化とは、行動の結果だけでなく、行動する前に何を考え、行動した後に何が変わったかを言葉にする作業です。「サークルの新歓を手伝った」で終えるのではなく、「新入生の参加率が伸びない課題に気づき、案内の配布場所を変えることを提案した。結果として参加者に占める新入生の割合が増えた」というように、気づき・行動・変化の3つを分けて書くと、面接で聞かれたときにも同じ順番で答えられます。
この3つを毎回書き出す習慣があると、経験が起きたその場では気づかなかった自分の考え方の癖にも気づけるようになります。1つの行動を振り返るのに時間はかかりません。数行のメモで十分です。
気づき・行動・変化の3つに分けて書く作業は、最初は時間がかかると感じるかもしれません。しかし2回目、3回目と繰り返すうちに、行動している最中から「これは気づき」「これは変化」と意識できるようになり、書くこと自体の負担は小さくなっていきます。
言語化する際は、行動の主語を自分にすることも意識したい点です。「チームで頑張った」ではなく「自分が何を担当し、何を判断したか」を書くと、面接で知りたいと思われている、あなた自身の考え方や行動が伝わりやすくなります。
記録を積み重ねる仕組みを持つ
言語化は一度やって終わりにするより、続けられる仕組みを持つほうが効果があります。週に1回、印象に残った行動を1つだけ書き出す、といった簡単なルールで構いません。大学1年生・2年生のうちからこの習慣があると、大学3年生になって本格的にガクチカを書く段階で、材料に困らなくなります。
記録する場所はノートでもスマートフォンのメモでも構いません。重要なのは、思い出したときにまとめて書こうとしないことです。時間が経つと、気づきの部分から記憶が薄れていきます。行動した当日か、遅くとも数日以内に書く習慣をつけると、内容の具体性が保たれます。
記録を続けていると、似たような行動を繰り返している自分に気づくこともあります。例えば「気づいたら周りに声をかけて巻き込んでいる」といった傾向が見えてくれば、それは自分の強みとして、複数のエピソードに共通して使える視点になります。
記録を続けることは、就職活動のためだけの作業ではありません。自分の行動を定期的に振り返る習慣は、日々の過ごし方そのものを見直すきっかけにもなります。
比較してしまう気持ちとの付き合い方
周囲と比較して落ち込む気持ちは自然に湧いてくるものであり、無理に消そうとする必要はありません。ただし比較の対象を、他人の経験の大きさから、過去の自分の行動の変化に切り替えると、焦りではなく次の行動につながる比較になります。
1か月前の自分と今の自分を比べて、新しくできるようになったことや、意識が変わったことを書き出してみると、他人と比べていたときには見えなかった、自分自身の変化に気づけます。この変化こそが、ガクチカの材料になります。
他人と比較する気持ちがどうしても消えないときは、比較する範囲を意図的に狭めるのも1つの方法です。学年全体やSNS上の情報ではなく、身近な友人1人との対話から、お互いの行動を言葉にしてみる練習を始めても構いません。
長期インターンという材料の増やし方
長期インターン(数ヶ月から1年以上、企業の実務に継続して関わる就業形態)は、言語化する材料そのものを増やす手段としても機能します。企業での業務は、授業やアルバイトに比べて、任される範囲や意思決定に関わる度合いが大きく、気づき・行動・変化の3つを言葉にしやすい経験が生まれやすい環境です。
長期インターンでの経験を言語化するときも、気づき・行動・変化の3つの型がそのまま使えます。任された業務の中で気づいたこと、それに対してとった行動、その結果どう変わったかを、業務の節目ごとに書き留めておくと、就職活動が本格化する時期にまとめて整理する必要がなくなります。
長期インターンを始める前の段階でも、この言語化の練習自体は始められます。授業やアルバイトでの行動を、気づき・行動・変化の型で書き出す練習を重ねておくと、長期インターンを始めたときにも、同じ型がそのまま活かせます。
言語化を助ける手段を使うという選択肢
自分だけで気づき・行動・変化を整理するのが難しいと感じる場合は、言語化を助けるツールを使う方法もあります。行動の内容を入力すると、足りない要素を指摘してもらえたり、伝わりやすい順番に整えてもらえたりするツールを使うと、1人で書き出すより短い時間で形にできます。
重要なのは、ツールが整えた文章をそのまま使うことではなく、整えられた文章を読んで、自分の行動を振り返る材料にすることです。言語化の練習を重ねるほど、ツールを使わずに自分の言葉で話せる場面も増えていきます。
ツールを使う場合も、入力する行動の粒度は小さいままで構いません。大きな成果でなくても、気づき・行動・変化の3つが揃っていれば、言語化の材料として十分に機能します。
書いた行動を、AIと一緒に言語化する
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